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大森ふるさとの浜辺公園を抜け、大井ふ頭緑道公園に入る。
 


ここは、首都高湾岸線に沿うように作られた緑道だ。

車の騒音から離れると、鬱蒼とした森の中に飛び込む。


コンクリートジャングルから、突然山の中に飛び込んだような錯覚に陥る。

自転車進入禁止ではなさそうなので、のんびりと押していく。
 


小さな池や橋、水路などがあってなかなか雰囲気もいい。

小高い丘を越えると、立派な山道下り? も楽しめる。

ほとんど人の姿も見えないが、素敵な散歩道なので乗車は控えた方がよさそうだ。

 


静かで、緑豊かな空間にいると心も癒される。

短い距離ではあるが、ほんのわずかだがツーリング気分にも浸れる。
 


大好きな京浜運河緑道に入る。


コンビニで冷凍のホルモン焼きと、カット野菜などを仕入れる。

いつものお気に入りの場所で、アルコールストーブを取り出し火をつける。
 


ガスならあっという間に調理できるところを、あえて非力なアルコールストーブを使う。

早いことがいいことばかりではない。


時間をかけることに意味がある・・・なんてね。

そして、食後のコーヒーが旨い。
 


目の前を通り過ぎるモノレール、水上スキー、そして釣り船、ウミネコ。


贅沢な
時間と、贅沢な眺めが目の前に広がる。

忙しく移動するもの、ゆっくりとしたもの、そんな対比がここでは感じられる。
 


京浜運河を横に眺めながら、真っすぐに伸びるきれいな舗装を滑るように走る。

高層ビルが立ち並ぶ都会の喧騒の中、ここだけは静寂なオアシスが広がっている。


自転車のスピードは、やっぱり人間らしい。

そんなことを再確認できるところかもしれない。
 

(2019/12/29 走行)


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