峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2018 > 七草峠



2018年の正月は天気に恵まれ、毎日快晴が続く。

今年の走り始めは、生田緑地の七草峠へ行くことにした。


今日1月7日は七草粥を食べる日。

七草は、早春にいち早く芽吹くことから「邪気を払う」といわれており、無病息災を祈って七草粥を食べる風習が広がったそうだ。

そんな七草の名をもつ峠が、我が家から軽いポタリング程度で行ける。


まずは、呑川沿いに、駒沢から深沢へ。

静かな緑道を砧公園を目指す。

砧公園は、正月休みで食べ過ぎた人たちが、一生懸命ジョギングしている。

サイクリングコースは、老いも若きも入り乱れて走っている人ばかりだ。

軽く一周して仙川へ。

仙川沿いは静かだ。

正月の賑わいも静まり、東宝スタジオの警備員さんも手持無沙汰だ。

暖かな日差しの中、成城へ。

成城のお屋敷ストリートをゆっくり走る。

いつもここへ来るたびに、溜息の連続だ。右を見ても左を見ても豪華なお屋敷ばかり。

ちょっと、そう簡単には住めそうもない景色が次々に広がる。

関東の富士見百景が成城にもある。ここからの富士山も今日はよく見えた。

今年は、毎日富士山がよく見える。天気が良く、空気がきれいな証拠だ。

成城の高台から野川へ降りてくる。

野川沿いに気持ちよく走り抜けたいところだが、多摩川を目指し野川を後にする。

登戸で多摩川を越えると、生田緑地の自然が近づいてくる。

まずは、専修大学への激坂がいきなり目の前に現れる。


なかなか辛い登りだが、28*26と、荷物も少ないおかげで、クルクル回しながら大学横を通り過ぎる。

学生たちも、毎日この坂を登っていたら足腰も強くなるだろうな。

でも、ヒールでヒイヒイ言って登ってる女子は大変そうでした・・・


ゴルフ場脇を過ぎると、いよいよ生田緑地の公園内に入る。

富士山が見える展望所で小休止。激坂の汗を拭う。


園内は乗車禁止なので、押しながらのんびり歩くとすぐに七草峠だ。

峠と言っても、やったぁ〜越えました〜というような、多くの峠の感動を期待してはいけません。ただの通過地点みたいな所です。

カシミールのソフトで調べると、標高は約80mぐらいだ。

小道を静かに散策するのに最適な公園で、軽いハイキングの感覚でいい汗をかける。


この峠で七草粥を食べる、なんてことができたらいいのだが、当然火気厳禁だからそれは不可能。

静かな自然を楽しんで峠を下る。

公園正面入口へ下る道も激坂で、自転車を押して歩くのも結構大変だ。

ブレーキをかけながら下りたくなるぐらいの坂だ。登ってくる人たちは、ヘロヘロの形相だ。

おいしそうなそば処の誘惑に負けずに、多摩川へ戻ってくる。

多摩川サイクリングロードは混んでますね。

ロード、ジョギング、ウォーキング、犬の散歩にちびっこ野球チーム・・・まともに走れません。

工事もいろいろやってますが、もう少し道幅広くなるんでしょうかね?


なんだかんだポタリングのつもりが40km。意外と充実した初走りでした。

最後は路面に写るホイールに見とれて終わり。カンパのLFQRがきれいな影になってますね。



(2018/1/7 走行)


峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2018 > 七草峠

inserted by FC2 system