峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2016 > 男木島



高松港の北々東約7.5kmの海上にあり、東西軸約1.1km×南北軸約1.8kmの楕円形の島である。


猫が大好きです。

幼いころから、ずーっと猫と一緒に暮らしてきました。

一度でいいから、猫のいる島、猫がたくさんいる島へ行ってみたいと思っていました。

日本には、猫ちゃんの島がいろいろあるそうで。

今回のツーリング、運よく、その猫ちゃんがいっぱいいる島がすぐ近くにありました。

モー大変ですよ。それがわかっただけで、ツーリングより、猫に会いたくて会いたくて・・・

この日をどれほど待ち望んでいたことか・・・

気合が入ってますから、朝も早くに起き、朝食も済ませ、8時のフェリーに乗船。

高松港から、ほんの目と鼻の先に男木島があります。

着いたら、いきなりこれだもんなぁ〜! もう、とろけちゃいますよね。

全然逃げないし、何も警戒心がない様子。

これが、猫のいる島なんだ。     すごい・・・。

猫好きな人たち数人が下船して、それぞれあちこち散策し始める。

港周辺にはいたるところに猫たちが集まっている、なんて情報も見てきたが、残念ながらそんな姿は見当たらない・・・

ネットで見られる、あの猫フルな写真はいったいどこに・・・なんて期待が膨らむが、そんな簡単に猫たちには出会えない。

猫たちだって、時間や、天候や、ご機嫌によって行動はまちまち。我が家の猫たちを見ていてもよくわかります。

猫たちの気持ちを理解しないと、なかなかお会いすることができません。猫たちの

ちょっと走ったら、いました。    さっそくゲットです。    それも「大漁」です。

もう、言葉はいりません。   見ているだけで満足です。  自由に、気ままに、適当に、好き勝手に、呑気にしています。  猫らしいです。

猫はこうあるべきです。  好き勝手にしていてほしいです。

それにしても、人間に慣れています。 近寄っても全然平気です。 猫同士の争いも全くありません。 長いこと、うまく猫と人間が暮らしているのでしょうね、きっと。 

カメラを持った男性に声をかけて聞くと、もう何度もこの島に来ているそうで、猫ちゃんの居場所や、今日の出現場所などを教えてもらいました。

すごいです。さすが、本物にはかないません。

有名な神社まで登頂?すると、そこには猫好きな女性が一人・・・

おじさん、さっそく猫好き同志で声をかけてお友達になろうかと試みましたが、どうもこの身なりから警戒されてしまって、適当に会話もはぐらかされてしまいました・・・

猫好きに関しては、負けない自信はあるんですけどねぇ・・・本当はこの神社には溢れんばかりの猫ちゃんがいるはずだったんですけど、3匹でした・・・残念

猫探しも大変です。広島の尾道もこんな感じで、猫に出会うには山岳サイクリング並みの担ぎが必要なのですが、この男木島も猫探しには自転車は不要でしたね。

なかなか思ったようには猫ちゃんに会えず、とりあえず男木島灯台へ向かう。

この島、自転車があれば簡単に島の隅々まで行ける。 灯台までもちょっとしたアップダウンはあるがすぐに行ける。

しかし、猫はいない。 静かな灯台と、穏やかな瀬戸内海の眺めが目の前に広がる。

時が止まったような贅沢な眺めだ。忙しく動くものなど何もない。

すべて視界に入る物が、ゆっくり、のんびり、のどかに動いている。

都会の風景とはまるで違う。

これが瀬戸内海なんだ、と実感する。

再び港へ戻ると、先ほど会った女性がどこへ行こうかと地図を見ている。

歩きではなかなか行動範囲も狭くて大変だ。それでも、この暑い中、わざわざ猫に会いに来るんだからよっぽど好きなんでしょうね。

本当はこの島で一泊して、思う存分猫三昧したかったのだが、すべての宿に断られてしまい、しかたなく短時間の滞在となってしまった。

季節外れの離島の一人旅ともなると、なかなか厳しいものがあるのが残念だ。

2時間少々の猫探しの滞在であったが、たっぷりこの島の魅力を感じることができた。

11:00 男木島から次の女木島へ向けてフェリーは出港した。




(2016/10/4 走行)


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