峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2016 > 阿南・徳島自転車道



早朝に自宅を出て、新横浜から新幹線で岡山へ。岡山からは、瀬戸大橋からの眺めを独占しようと、先頭車両のパノラマ席を予約した。

期待に胸をワクワクして乗車したのだが、日本列島は台風の連続で、ここ数日どうにも天候がよくない。

運転席真後ろのグリーン車両からは、天気が良ければ瀬戸内海の島々の様子が楽しめるはずなのだが、残念ながら小雨状態の車窓からはほとんど景色を楽しむことができなかった。

まあ、仕方がない。こんなこともあるさ。

グリーン券は無駄になってしまったが、特別車両を初体験させてもらった。誰も乗っていなかったので先頭車両を独り占めだった。

高松からさらに乗り換えて徳島へ。

徳島って未だに電化されていないので、単線を「汽車」が猛スピードで突っ走る。

これ、結構凄いスピードで、先頭車両に乗っていたものだからスリル満点。

視界不良のカーブなんかでも、思いっきりのスピードで突っ込む勇気は自分にはできないなぁ、なんて感心しちゃいます。

 

      

 

自宅を出て約6時間後、ようやくこの旅のスタート地点徳島に到着。

運よく、徳島エリアは雨雲がかかってなく、一日なんとか走れそうな天候だ。

初日は、午後から阿南・徳島自転車道を行く。

最近は各地の自転車道を走ることが多く、それぞれいろいろ特色があって面白い。

各地には 海岸線沿いに設けられた自転車道が多いが、このコースも海岸線沿いとなっている。

ほとんど誰にも会わず、静かに海岸線を行く。

自転車専用道らしき道なのだが、果たしてこれが遊歩道なのか、専用道なのか、ただの道路なのか・・・よくわからない。

海上自衛隊小松島航空基地横を通り過ぎると、大きなヘリが展示されている。写真を撮っていると、交番から警察官が出てきてこちらを観察している。

別に怪しい者じゃないですよ、って感じで走り出す。

風もなく、海も穏やかだ。3日後に台風が日本に近づくと予想されているが、今のところその気配はほとんどない。

  

しかしこのコース、一応下調べしてきたのだが、どこがスタートでどこがゴールなのかよくわからない。

コース上に自転車道を示す標識や、専用道がはっきりあるわけでなく、多くの自転車道とはちょっと整備状況が今一つかなと・・・

まあ、それでも初日の午後のお散歩コースとしては十分で、冴えない天候ではあるものの、お昼には豪華生しらす丼にもありつけてご機嫌。

わかめの味噌汁もうまい! それにしても、量もあって、安くて、文句なしですね!

 

 

いい時間になったところで、阿南の駅から輪行して徳島へ戻る。

30分少々のローカル線を楽しむ。

今日の宿は駅前なので、輪行袋を担いだままホテルへ向かう。

ホテルに荷物を置いたら、さあ忙しいぞ。
 

シャワーを浴びてすぐに眉山の夜景を見に行く。

阿波踊り会館からロープーウェイに乗って山頂へ。

なかなかいいじゃないですか、徳島の夜景。

100万ドルじゃないけれど、10万ドルの夜景ぐらいはありますね。

そして、本日最後のお楽しみは、8時からの阿波踊りの実演。

毎日阿波踊り会館で行われています。

本日の出演は葵連。

 

開演時間になると会場は満席の賑わい。さすがです。

多くの観光客がこれを目当てにやってきて、そのあとは全員参加で大騒ぎでした。

阿波踊りは、やはり自分で踊らないとその楽しさはわかりませんね。

その昔、徳島市役所前演舞場で、全員参加で、最後に一緒になって踊った時の楽しさを思い出しました。

いざ、踊りだすともう楽しくて、面白くてやめられませんね。

いかに阿保になって踊るか、いかに恥を捨てられるか、そこが大事でしょう。

楽しい初日、徳島の夜はなかなかいいです。  

 


 

(2016/10/1 走行)


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