峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2014 >  吹上峠・小沢峠・天目指峠



 


 

かんぽの宿青梅に泊まった翌日は、青梅市内の散策でスタート。

早朝の釜の淵公園はとても爽やかで、ここは散歩する人たちの憩いの場だ。

青梅駅方面へ向かう。レトロなスポットがいろいろあり、懐かしい昭和の臭いが漂ってくる。

バカボンのパパと一緒に写真を撮った後、青梅鉄道公園へ向かう。

前にカミさんが友達と行ったというので行ってみることにする。

結構登りがきつくて、ゼイゼイ言いながら到着。激坂でした。

入場料払って見学。まだ時間が早かったので、お目当てのジオラマ実演まで少々待つことに。

ようやく、ジオラマが始まりました。子供たちはガラスに張り付くように眺めています。

好きな人にはたまらないでしょうなぁ。自分も、ビデオ片手に電車の走る姿を食いついて見てました。

 

 

さて今日のコースへ向かいます。

今日の予定は青梅→吹上峠→小沢峠→山伏峠→正丸峠→飯能という、峠盛りだくさんの予定。

まずは吹上峠へ。

トンネル横の旧道を行くとすぐに吹上隧道のトンネルが現れる。

誰も通ることがないので、付近はひっそりとしている。

トンネル内は薄暗いが、道幅も十分で走りやすい。

LEDライトに照らされた路面はまだ十分綺麗だった。

こうした、味のあるトンネルが少なくなってきたため、静かに一人写真を撮りながら走れるなんて結構贅沢かもしれない。

昔はこんなトンネルあちこちにあったものだが、古いものは次々と壊され、そして閉鎖され、サイクリストにとっては寂しい限りだ。

 


小沢峠へ向かう。

ちょうど40年前に小沢峠を越えた。さすがに当時の記憶は定かではないが、走っているうちに何か思い出すかな? と期待しながら登りに入る。

直線的な登りがトンネルまで一直線に続く。

先の見えるヒルクライムほどいやなものはない。こまめにカーブを切りながら、じりじりと登っていくほうがいい。

身軽なレーサーが自分をあっという間に抜いていく。ダンシングでみるみる姿が小さくなっていく。

ようやくトンネルが近づくと、右手の分岐に立派な小沢峠の石碑が構えていた。

昭和49年6月開通記念とある。自分が来たのは同じ年の4月だから、2ケ月後にできた、ということになる。

こんな立派なトンネル工事してたっけなぁ?

 

 

7/

空腹になってきた。

途中で食料を仕入れようと思っていたが、残念ながらここまで何もなかった。

そして、朝は天気がよかったものの、急に空が暗くなり始め、ポツポツと降り始めた。

鉄道公園で遊び過ぎ、食料もゼロ、そして天気は下り坂。急激に状況が悪くなってきた。

予定通りのコースだとかなり時間的にも体力的にも危険なため、予定を変更して、天目指峠越えのショートカットとすることにした。

小雨の中、濡れた路面を一人登っていく。静寂の世界だ。

道幅は広く舗装も綺麗で走りやすいが、かなりの勾配だ。

重装備とエネルギー不足の体にはこの登りはかなり辛く、後半はずっと押し状態だった。

 


 

大汗かいてようやく峠へ到着。

昔だったらこんな峠楽勝だったんだろうな・・

体力、気力の衰えを感じるなあ・・

汗をぬぐっていると、反対側から賑やかな声が。

レーサー4人がハァーハァー言いながら登ってきて、着くなり倒れこんだ。

「キツー!!」

「結構キツイでしょう、この峠」と聞くと、

「もう足パンパンですー」 と。

自分よりは遥かに若かったが、やはり辛いんだこの峠。と、ちょっと安心。

 

 


空腹だ。早く下って町へでないと。

しかし、こういう時に限って何もない。だから最低限の食料は持っていないと・・

下って、国道に合流して、それでもなかなか食料にありつけなかったが、ようやく奥武蔵あじさい館で食事をとることができた。

これで、もうあとはのんびりと今日の宿、飯能へポタリングだ。

多少時間に余裕ができたので、また悪い癖がでた。

地図を眺めていたら、飯能のすぐそばに「赤根峠」とある。

近いので、ちょっと寄ってみるか、と大河原で右折する。

すぐに「赤根峠入口」のバス停を発見。しかし、それらしきルートはない。しかたなくもう少し先へ行ってみる。

その先は、造成された工業団地群と公園広場が広がっている。さて、峠はどこかいな? ナビでもよく分からない。

周囲をぐるぐる走ったが、結局分からず断念。帰ってからしっかり調べよう、ということで本日の宿へ向かった。


 


 

距離: 59.3 km 
所要時間: 7 時間 43 分 54 秒
平均速度: 毎時 7.7 km
最小標高: 94 m
最大標高: 488 m
累積標高(登り): 1114 m
累積標高(下り): 1169 m

(2014/5/29 走行)


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