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今日は荷物を宿に置いて、軽装でスタートだ。

米子から弓ヶ浜自転車道で境港へ。そして中海をぐるりと一周しようというコースだ。

天気が怪しいので雨具は置いていけないが、余計な荷物が無いだけでかなり走りも軽くなる。

 

どこがスタート地点なのか調べて来なかったので迷ってしまったが、ぐるぐる走ってやっと米川沿いの自転車道を発見。

道はきれいな舗装路で、畑の中、街中を通り抜ける散歩道と言った感じだ。

ほとんど誰も通らない自転車道で、快適に境港を目指す。

米子空港横の国道で発見したのが、「ゲゲゲの鬼太郎 メロディー道路」の標識。

なんだ? これ? 

メロディー道路とは? 意味がわからず道路を良く見てみると、なんか細かい溝が刻まれています。これが何か関係しているのかな?

と、ちょうど車がやって来ました。

すると、何か甲高い音が聞こえはじめ、なんとなくメロディーを奏でているように聞こえます。

最初は何のメロディーだかわかりませんでしたが、何台か聞いているうちに、「ゲゲゲの鬼太郎」のメロディーであることがわかりました。

驚きましたね〜、こんな道路があるんですね。面白いアイデアだと思います。

一定速度で走らないとメロディーにならないから、速度抑制にもいいかもしれませんが、無駄に何度も走ってしまうことにもなるかも。

道路脇で聞いていても、車が横を通る時しか聞こえないので、やはり車に乗って聞いてみたいですね。

 

境港に到着。もう、説明不要の有名な街ですね。

水木しげるロードはもう楽しい妖怪ストリートです。JRの駅もこの通り。何から何まで水木ワールドです。

暑いさなか、気ぐるみの鬼太郎も登場し、ベンチで足を組みながら観光客と記念撮影してました。なかなかいいサービスです。

水木しげる記念館を見学。ねずみ男や、ねこ娘と一緒に写真が撮れます。

作品、写真、生き様、色々と勉強になる人生の教えなど、独特の世界が一杯広がる記念館です。楽しい!!

境港の街も歩いて巡るには結構大変ですが、自転車があれば隅から隅まで、くまなく見ることができます。

ここへ行くときはぜひ自転車を利用するといいでしょう。

撮影スポットがたくさんあるので大変です。人が多いと、こんな風にねずみ男と一緒に一枚なんてできないかもしれませんね。

  

ランチは海の幸をたっぷりと堪能し、去り難く境港を後にする。

県境を越えて島根県へ入る。

なかなか勾配のきつい橋を登ると、大きく景色が広がるのだが、残念ながら薄曇り。視界は霞んでいてよく見えない。

平日なので交通量がかなり多い。

こんな、島を通過する道なのに、なんでこんなに車が多いのだろう。これしか道がないのか・・・

もっと静かに、のんびり走るつもりで来たのだが、大きく期待を裏切られた。

そして、とうとうポツポツと降り始めた。最近の天気予報は良く当たる。予報通りでした、素晴らしい。

冴えない天気と、車の多さにだいぶご機嫌ななめに・・・

どこか静かに走れる道はないものか、と裏道を一所懸命考えるが・・・ない。

ガマン、ガマンで走り続け、ようやく裏道攻撃の開始。

車の騒音から離れ、畑の中、田んぼ道を行く。あ〜、やっとホットできる。

平日走るときはご注意を。ホント、交通量が多いですよ。

後半になって、すっかり林道モードになったり、オリエンテーリング気分を味わったりしてゴールに近づいてきた。

結構走った86km。

天気が良くて、車が少なかったらもっと良かっただろうな。

これだけ走れば、やっぱりビールがおいしいですよね。

 

 

この日の夕食は、スーパーアウトドア爺さん(失礼)と意気投合して、二人で散々飲みまくってしまいました。
(83歳ですって、スゴイ!!)

宮崎から車を運転して米子まで来たらしく、明日は大山に登るという。

日本百名山を踏破、1年の半分は旅に出るという。家に帰るのは来月かな、なんて言ってました。

ここの宿も常連で、係りの人の待遇も別格でした。

あちこち、山の話、旅の話をしましたが、知らないところは無い、というぐらいの知識豊富、経験豊富な方でした。

いやあ、凄い人に出会いました。完全に参りました・・・その後、お元気でしょうかね?

またどこかでお会いしたいものです。


 


 

距離: 85.5 km 
所要時間: 8 時間 45 分 37 秒
平均速度: 毎時 9.8 km
最小標高: 0 m
最大標高: 22 m
累積標高(登り): 88 m
累積標高(下り): 88 m

(2013/9/12 走行)
 


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