峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2013 >  吉備路自転車道



赤穂の宿を出発する。

朝は、こんなきれいな眺めからスタートだ。

今日は太陽がまぶしい、しかし風が心地いい。もう、秋を感じさせる。
今日

今日も輪行から始まる。

毎日輪行ばかりで忙しいが、いい所ばかりを楽して走ろうという、贅沢なツーリングなのでしかたがない。

相生の駅まで気持ちよく快走する。千種川沿いの道がとにかく気分がいい。

新幹線、在来線を乗り継いで総社の駅まで輪行する。車窓からの眺めもまた素敵だ。

平日の午前中、通勤、通学の人たちで駅は混雑している。


12時前に到着、早速組み立てる。

午前中の2時間を移動に使ってしまったが、これで、一気に次のツーリングのスタート地点に移動できた。

日が長い季節だから、午後から走り始めても十分に距離を稼げる。

カーサイではこんな芸当は無理で、最近カーサイをほとんどやらなくなったのは、こうした移動ができないからだ。

 

 

さて、本日最初の目的は、日本の道100選「吉備路自転車道」だ。

 

■吉備路自転車道(赤色の道)は、総社市スポーツセンターから岡山市の岡山県総合グランドまでの約21キロメートルの自転車や歩行者の専用道路(サイクリングロード)です。

道路の途中には、作山古墳、備中国分尼寺跡、備中国分寺五重塔、備中国分寺跡、こうもり塚古墳、造山古墳、吉備津神社等の国宝・国指定重要文化財・史跡などがあり歴史のロマンを感じながら四季折々の自然を楽しむことができる。

http://www.geocities.jp/qbpbd900/zitenshadou.html

 

これまでの自転車道と違って、歴史と文化を味わうことができるちょっと珍しい自転車道だ。

 

コースはほんとんど平坦で、田畑の中を右へ左へ折れながら進んで行く。

 

自動車道からは完全に離れているので、車の姿も見えず、騒音も聞こえない。

のどかで、ゆったりとした時間を楽しむことができる、贅沢なポタリングコースだ。

広く、大きな空が一面に広がる。素晴らしい開放感だ。

 

 

コースに見どころは多い。

古墳、お寺、神社、郷土館など、歴史好きの方ならこのコースで一日たっぷり楽しむことができるでしょう。

中でも一番の見どころは、備中国分寺の五重塔だろう。

自転車道を行くと、遠く前方に五重塔が見えてくる。

田園風景の中に建つ五重塔は美しく、吉備路を代表する景観である。

 

近づくと、その大きさに結構驚く。

高さは34mもあるらしい。カメラに収めようとすると、かなりの広角か、離れて撮らないと入りきらない。

周辺はとてもきれいに整備されていて気持ちがいい。

地元の方の努力で、四季折々の自然を楽しむことができるようだ。

 

 

 

 

ちょうどランチタイムの時間となった。

国道へ出て、ポタナビでコンビニを探せばすぐに食料が手に入る。

再び戻って、五重塔を眺めながら、広場のベンチでくつろぐ。


観光シーズンだったらかなりの人が訪れるだろう。

桜の季節もまた素晴らしいだろう。

しかし、今日はそんな観光シーズンを外れた、それも平日だ。


だれもいないかと思っていたが、さすがに名所だけあって、レンタサイクルの女性、タクシーで来た年配夫婦、一眼レフぶら下げたおばさん、など数名と一緒になった。

静かな、ゆっくりとした時間が流れる。

湿気も少なく、実に爽やかな午後のランチタイムとなった。

 

 

 

吉備路、楽しいですね。

次々と現れる見どころが、平坦なコースを飽きさせない。

なんとなくオリエンテーリングをやっている気分にもなる。

途中には「若駒牧場」があって、引退した競走馬やポニーがのどかに暮らしている。

楽しい自転車道も後半に入ると、用水路沿いの道がしばらく続く。

広々とした景観、きれいに整備された自転車道。

そして爽やかな風。なんて素晴らしいロケーションなんだろう。

 

完璧なポタリングコースだ。

ぜひ、ゆっくり走れる自転車を用意して、天気のいい日にお弁当持って、おしゃべりしながら走って欲しいコースだ。

 


 


 

距離: 33.0 km 
所要時間: 3 時間 37 分 48 秒
平均速度: 毎時 9.1 km
最小標高: 2 m
最大標高: 29 m
累積標高(登り): 30 m
累積標高(下り): 41 m

(2013/9/9 走行)


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