峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2012 > 志賀坂峠




賑やかな夜が明け、朝食後、皆さん自転車置き場の会議室に集まってきた。

13台もの自転車を室内保管できて、とても助かった。


超高額自転車がこれだけ集まれば、朝から鑑賞会の始まりだ。

あーだこーだ言っているうちに、すっかり出発も遅くなってしまった。
 


宿の前で記念撮影。
 


カーサイ組と別れて、13名から11名となってスタートする。

ハードな一日だった昨日に比べ、今日は下り基調の楽な予定だ。
 


神流川沿いの道は、とっても素敵なプロムナードコースだ。

緩い下り道に沿って、見事な紅葉が次々変化する。
 


いい色だ。

楽しい仲間とともに、こんな快適な秋景色を満喫できて幸せだ。
 


なんてすばらしい道なのだろう。

紅葉ツーリングのために用意されたと思わせるほど、美しい道筋であった。
 


11:00 ここでメンバーは二手に分かれる。別ルート組はここでお別れ。

本隊組は11名から7名に。ここから志賀坂峠を目指す。
 


昨日の満足感、そして今日のここまでの素敵な道のりで、もうすっかりご機嫌だ。

やっぱり、ツーリングの満足度は、コース、プランニング、天気、そしてメンバーだ。

さぁ、ここから約350mのヒルクライムだ。
 


登り始めてすぐ、あのガムテームのSさんが突然騒ぎ出した・・・

「輪行袋を落としたみたい・・・」 ゲッ!!


何ですって? 輪行袋いったいどこに入れてたんですか?

昨日から不運続きのSさん、今日もまだ不運続きみたい・・・


「ホームセンターでビニールシート買って輪行しますよ・・・」なんて大胆なこと言っている。

そこで隊長がすぐにひらめいて、宿で別れたカーサイメンバーに連絡を入れる。


この辺で輪行袋落として・・・今このあたりにいるので・・・見つけたらお願いします・・・

連絡してまもなく、救世主Aさんの車がブーンと現れて、落ちていた輪行袋を手渡してくれた!

素晴らしい! ビューティフォー! なんて素敵な連絡網! なんて素早い行動! 完璧だぁ!
 


こんなこともあったけれど、12:00 志賀坂峠のトンネルに無事到着。

バイクがコーナリングを楽しみながらトンネルを越えていく。

せっかくの峠も、やかましいエンジン音で台無しだ。


車もバイクもいなくなると静寂の峠が戻ってくる。

気が付けば、とっても雰囲気がある、昔ながらの魅力的なトンネルだ。
 


トンネルを越えると八丁峠への分岐になる。ここですれ違ったサイクリストがこの方だ。


後日、HPを見てみると見事な秋景色の一日が紹介されていた。

いつもいつも素敵な世界を奏でている、本当に魅力あるサイクリストだ。
 


本日のメインの峠を越えて、今日はもう余裕だ。

時間もたっぷりあるし、さてどこでランチタイムにしましょうかね。


なかなかいい所がなく、峠から1時間近く下ってようやく静かな場所を見つけた。

小さな橋を渡った先の広場に陣取って、のんびり、ゆっくりとランチタイムの開始だ。
 


今日は余裕がある。日没は心配しなくていい。

ゆとりのあるツーリングは楽しい。自然に笑顔と笑いに包まれる。
 


いい歳したおじさんたちが、地べたに座ってご飯を食べている姿って、やっぱり平和ですね。

昨日とは雲泥の差の一日で、あまりに変化が激し過ぎる。
 


今日はこれでメインイベントは終了だ。

後は西武秩父駅まで、約25kmも走り続けることになる。


ほとんど下り基調なので辛くはないが、やはり交通量が多くなってくると我慢の走りだ。

市街地に入ると辛い登り返しがあって、次第に遅れだすメンバーも出てくる。


駅までは結構長くつらい道のりだった。二日間の疲れが出て、最後はようやくたどり着いたという感じだった。
 


都合で1本前の列車で帰るKさんが、忙しく輪行する。

残ったメンバーは、のんびりと駅の構内で焼き鳥と生ビールで乾杯だ。


充実した二日間だった。

紅葉も十分堪能したし、いい走り、いい下り、そしていろいろとアクシデントもあった。


それでも最後は皆無事にゴール出来て上出来だ。

帰りの列車もまた盛り上がり、今年も最高に楽しい秋のクラブランが無事終了した。
 

 



 

距離: 62.5 km
所要時間: 5 時間 35 分 12 秒
平均速度: 毎時 11.2 km
最小標高: 189 m
最大標高: 790 m
累積標高(登り): 647 m
累積標高(下り): 1171 m

(2012/11/4 走行)


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