峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2012 > 佐世保・展海峰




ホテルの前で組み立てる。雲は多いが、まずまずの天気だ。

今日はゆっくり9:30から走り始める。


佐世保は造船の街。

すぐお目にかかれるのは、米軍の施設と佐世保重工の造船所だ。 

とにかく巨大だ。気持ちいいぐらいデカイ。圧倒的な迫力だ。凄い!  
 


人間なんてほんの米粒ぐらいの大きさしかない。さすが船を目の前にすると迫力は圧倒的だ。

こんなものがなんで海に浮かぶのか、こうして目の前にすると、やはり不思議で仕方ない。
 


展海峰へ向かう。

赤崎岳横を抜けるのに100mのヒルクライム。


一旦海岸まで下って、再び展海峰の展望台へ150m登ることになる。

次第に展望が広がってくるが、結構辛い登りであった。
 


「展海峰」展望台。九十九島南部のパノラマビューが広がる。

大小さまざまな島がちりばめられた眺めは、自然の造形美だ。
 

入り組んだ島と島の間を、遊覧船がゆっくりと進む。

上から見ていると、こんな複雑な水路をよく操縦できるなと感心する。


心が落ち着く「絵」だ。夕焼けがまた素晴らしいという。  

右の写真は、

https://yakei.walkerplus.com/spots/308689 より


九十九島の夕暮れ
 


九州の端っこ、佐世保まではなかなか来れない。しかし、素晴らしい自然と美しい景観に溢れている。

長い休みを取らないと、ここまで来れないかもしれない。  


やっぱり九州は、いい。そして、日本は美しい。

自転車旅でよかった。自転車じゃなければ、きっとこんな景色を見ることもできなかった。  
 


今日のメインは、この展海峰だった。この旅もいよいよ終わりだ。

長かった旅の余韻を味わいたく、小さな入江でくつろぐ。


風もなく、波もなく、時が止まったような静かな時間が流れる。

平和なひと時だ。都会の喧騒など、ここにはまったくない。
 


のんびりと海岸線に沿って行くと、養殖場の先、行き止まりの突端にこんな神社があった。

妙現宮」という立派な構えに迎えられる。


さすがに、こんな交通の不便なところまで来る人も少ないのであろう、誰一人、姿が見えない。  

どんな歴史があるのかわからないが、厳かな雰囲気に魅せられるばかりであった。  
 

本日のランチは、街中の児童公園のベンチで、暖かい日差しを浴びながらいただく。

静かな街中、誰にも邪魔されずに満腹だ。なんて幸せな毎日だろう、とつくづく感じる。
 


佐世保市内に戻ってきた。さて、お楽しみの佐世保競輪へ行ってみる。

ちゃんとレース日程を調べてきた。


地方競輪は面白い。長旅へ出た時、時間があれば競輪場へ行くことにしている。

競輪場には、その地の生活、文化、人間模様がよく出ている。


競輪場へ来る人は、市民のほんの一部かもしれないが、行く地方によって少しずつ違っている。

別にレースで一儲けしようなんて気は全くなく、その土地の空気を感じたくて訪れる。


場内は空いている。都心の競輪場の賑わいは全くない。 そして皆のんびりしている。

空いているので、ゴール間近でみられる優越感は格別だ。結果は散々だが、素晴らしい旅の思い出になった。  
 


これでこの旅の日程もすべて終了だ。最後の宿は、少々奮発して高級旅館に泊まる。

一人旅だと泊るところに苦労するが、最後の宿は快く受け入れてくれた。


優雅な造りの静かな日本旅館。  

宿泊客も少なく、夕食も豪華な広間でゆったり過ごす。

いよいよ最後の夜。長かった九州輪行旅。思い出がいっぱいだ。
 


最終日。

なかなかいい宿だった。たまには高級旅館に泊まらないとね。

もう、今日は東京へ帰るのみだ。残念ながら天気も冴えず、風も強い。
 


本当は少し走りたかったが、なんせここは九州佐世保。

午前中には帰路につかないと、東京まで帰れない。


飛行機なら、もう少し遊べるのだろうが、やっぱり旅は列車がいい。

長かった九州輪行旅。充実した、文句なしのツーリングだった。


やっぱり九州はいい。何度来てもいい。大好きだ。

最後はザクティの動画を見ながら、延々車中の人となった。
 

 

 


 

距離: 32.1 km
所要時間: 8 時間 0 分 0 秒
平均速度: 毎時 4.0 km
最小標高: 0 m
最大標高: 152 m
累積標高(登り): 509 m
累積標高(下り): 478 m

(2012/9/7 走行)


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