峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2012 > ミルクロード・ラピュタの道




二日目は宿に連泊なので、不要な荷物を置いて身軽で走り出す。

阿蘇周辺はサイクリストにとって魅力一杯のフィールドだ。


ロードで快走するもよし、ランドナーでじっくり走るもよし、また、のんびりポタリングするのもいい。

どこをどう走ろうか、ここ阿蘇だけで何日も過ごせるほど行きたいところだらけだ。


そんな中でも特に行きたかった所が「天空の峠 ラピュタの道」だ。

この絶景を見たくて九州へ来た、といっても過言ではない。


ラピュタの道とは

雲海の中、空に浮かんだような幻想的な姿がジブリの「天空の城 ラピュタ」を彷彿とさせる「ラピュタの道」と呼ばれる場所があります。地元ライダーやサイクリストの間で人気が高まり、その絶景を眺めようとする観光客も多く訪れるようになり絶景スポットとして話題を集めた、熊本県屈指の絶景スポットです。
 


 

くまモンに見送られて出発だ  雲が多くて残念な朝だ

果たして絶景は見れるのだろうか

果たして

阿蘇神社に立ち寄る

2000年以上の歴史を有する古社だそうだ

 

黄金色の稲穂が頭を垂れ、そろそろ収穫の時期だ

7月の豪雨で、かなり影響がでているのだろうか

 

山のあちこちで地すべりが起きている

民家があったらひとたまりもない・・・恐ろしい

 

城山展望台への道が通行止めで行けない

ミルクロードへ出るために、20kmも迂回することに

 

この地すべりでは民家が数戸犠牲になっている

まだほとんど手つかずの状態でそのままだ

 

広域農道(ミルクロード)へ分岐すると交通量もぐっと少なくなる

前後左右、360度に渡って牧草に覆われた「緑の絨毯」が広がってくる

 

展望のいい所でランチタイム休憩していたら馬が現れた

エル・パティオ牧場の乗馬レッスンだそうだ

 

残念ながら雲が多くて外輪山の大展望も今一つだ

しかしそれでもこのスケールの大きさは格別だ

 

さすがにここまで来ると、観光名所だけに人も車もかなり多くなる

駐車場、レストラン、売店付近は大混雑   展望はどこからでも眺められるのですぐに退散する

 

ここが「天空の峠 ラピュタ」だ  車では気づかず通り過ぎてしまうかもしれない

阿蘇の大パノラマに向かって、今にでも飛び込みそうな道筋だ

 

もう少し視界が良好であったなら・・・と悔やむ

しかし、これほどきれいなダウンヒルの道筋が見える「峠」もなかなかない

 

いったいどんな下りなのだろうか  なんて魅力的で、神秘的な眺めなのであろう

美しい曲線だ  下ってしまってはこの「絵」は見れなくなる  ここを去りたくない、そんな気になる

 

なんてきれいなラインなのであろう

もう、たまらないダウンヒルだ

 

しかし下り始めると現実はこのありさまだ

巨大な岩や倒木で道が寸断されている

 

車は通行不可能だ  バイク、自転車ならなんとか突破できる

こんな大きな岩が上から転がってきたのか  自然の破壊力はすさまじい  

完全に土砂で埋まってしまった所もある  バイクも一人では厳しいだろう  自転車ならちょっとした担ぎだ

この状態ではしばらく復旧は厳しいだろう  あまりに損傷が激しすぎる

 

無事に宿に戻ってこれた  豪雨の被害をこの目で見てきた

最後は雨に降られて、アクシデント続きの一日だった

 

充実した日はお酒がうまい

今夜も誰もいなくなるまで、一人宴会していた

 

距離: 71.9 km
所要時間: 8 時間 13 分 16 秒
平均速度: 毎時 8.7 km
最小標高: 476 m
最大標高: 957 m
累積標高(登り): 869 m
累積標高(下り): 864 m

(2012/9/2 走行)


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