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2005年9月1日(水)PM

稚内港 〜 ノシャップ岬 〜 大沼 〜 稚内港


稚内に戻ってくると、なんとなく家に戻って来たような安心感だ。

まだまだ北海道の北のはずれなのに、なんだか東京に近づいた感じがしてならない。

お昼は、うに・イクラ丼と奮発。贅沢しなきゃ、こんな時は。


今日は午後からポタリングに出かける。

稚内港に車を置いて、ぐるっと適当に周回してこよう。まずはノシャップ岬へ走り出す。

風が少々強い中、さびれた漁村を眺めながら北上する。


ここへ来るのも2度目だ。1977年8月の時は、利尻島が良く見えた。

今日は残念ながら雲が厚くて何も見えない。風が強く海面も荒れている。

寂しい所だ。観光客もほとんどいない。利尻・礼文と比べると、あまりに違いすぎる雰囲気だ。


ノシャップ岬から西海岸を南下する。

一般道をのんびり走ろうと思っていたが、物凄い向かい風でそんな呑気なことを言っていられなくなった。


天気が良ければ海を眺めながらのシーサイドコースなのだろうが、何も見えず、風との闘いだけだ。

時速10kmしか出せず、まったく前に進めない。耐えきれずバス停に逃げ込んだ。逃げ込むほどの強風だ。


その先にこんな賑やかなキャラクターたちがお出迎えだ。

利尻島でもキャラクターを使ったメッセージが目立ったが、この地域はキャラクター好きなのかも?

交通安全を願った作品なのだが、それにしてもいろんな自転車を集めたものだ。ランドナーも参加してあげた。


こりゃポタリングどころではない。早めに車に戻ろうと、夕日が丘パーキングから折り返す。

素敵な夕日が見える名所なのだろうが、強風で長居もできない。いやぁ、凄い風だ。


海岸に出てみたが、強風で海鳥たちも飛ばされないように必死だ。

このまま車に戻るにはまだ早いので、ちょっと大沼へ足を伸ばしてみる。


白鳥が飛来するという大沼。とっても大きな沼だ。今日は強風で、穏やかな沼も嵐のような雰囲気だ。

ここもまったく誰もいない。広々とした駐車場があまりにも寂しそうだ。


「宗谷ふれあい公園展望台」に逃げ込む。やっと風から逃げられた。

残念ながら野鳥の姿も、美しい沼の姿も見れない。強風が吹き荒れる様子がガラス窓を通して良く見える。


一度建物の中に入ってしまうと、外で出たくないが、そろそろ稚内港へ戻る時間だ

大変なポタリングになってしまった。やれやれと車に戻ってきて、稚内温泉で汗を流す。


今日の夕日は稚内温泉から眺めることになった。さあ、長かった稚内・利尻・礼文ともお別れだ。

今日はどこで寝ようか? とりあえず南下して少しでも苫小牧に近づかないと大変だ。


あてもなく、適当な時間まで車を走らせる。夜の北海道の道は、車も少なく快適なドライブだ。

疲れたら、そして条件のいい道の駅があったらそこで寝ることにしよう。


 
距離: 37.2 km
所要時間: 4 時間 00分 00 秒
平均速度: 毎時 9.3 km
最小標高:  0m
最大標高:  58m
累積標高(登り):  105m
累積標高(下り):  105m

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