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山形県西置賜郡小国町(標高491m)
米坂線小国駅の南西11km。南に新飯豊温泉(泡の湯)がある。



「白い森の国」小国町にベースキャンプを張る。
 
白い森とは町の象徴であるブナと豪雪地帯である雪をイメージしているらしい。

健康の森横根のキャンプ場は誰もいなかった。8月も後半になると訪れる人も少なくなる。

翌日、樽口峠を目指す。キャンプ場内の遊歩道を歩き出す。押し、階段、担ぎまであって、いきなり大汗をかくことに。車道へ出て玉川村へ。

食料を手に入れようと思ったが、小さな村で手に入らなかった。

緩い勾配を登っていくと、飯豊連峰を目の前に一軒宿、泡の湯温泉に突き当たる。


開放的で豊富な湯に浸かり、飯豊連峰を独占する。
 
汗を流し、風呂上りのビールを味わう。静かだ。誰もこない。

舗装路を峠へ向かう。またすぐに汗が吹き出てくる。

途中の展望台からは見事なパノラマを堪能できる。標高はたいしたことはないが、幾重にも折り重なった山並みが近いものだから迫力がある。

日差しは暑いが、時折吹く風がもう秋の気配を感じさせる。

車の音も、人の声も聞こえない。静寂の昼下がりだ。


峠には大きな木で作られた標柱が建っている。
昭和54年10月樽口部落建立と記されている。

眺めは先ほどの展望台の方がいいが、明るく、綺麗で峠越えの雰囲気を感じさせてくれる。

快適に下ると樽口部落だ。ここも人気がない。静かな村だ。

足野水からは、朴の木峠を越えてキャンプ場へ戻る。
前半戦の体力消耗と暑さに参って、歩きの状態に。

疲れた体にはかなりの登りに感じられ、ポタリング程度と考えていたが結構ハードな一日になってしまった。

 

所要時間:6時間43分 走行距離:43.5km 最高速度:52km

 



 


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