峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’1999 >  大福山



1999年3月7日(日)


3月になればそろそろ冬眠から覚めてどこか走りに行きたくなる頃。

今年最初のツーリングに、近場の手頃なコースを選んでみた。


参考にしたのはこのコースだ。

なまった体にはちょうどいい運動になりそうだ。重い腰を上げて、ようやく今年も走り出す。


車に適当に機材を積み込んでアクアラインを行く。

1997年12月に開通したアクアライン。これにより、千葉が本当に隣町になったぐらい近くなった。


これまでほとんど千葉の内陸部を走ったことがない。土地勘も無ければ、走りのノウハウも持っていない。

今回はガイドブックを参考に、養老渓谷駅付近から走り始めた。


3月と言ってもまだまだ寒い。千葉県だってかなり寒い。

天気も冴えず、薄曇り天気の中を走り出す。


千葉県はダイナミックな山岳はほとんどないが、起伏の多さは馬鹿にできない。

大福山への道は緩い勾配の中、小さなトンネルをいくつか越えて行く。


徐々に高度を上げていくが、高度も低くあまり迫力ある展望は期待できない。

緩い勾配ではあるが、久しぶりの登りの楽しさを噛み締める。


その後ダートへと道は変わり、大福山1kmの案内が現れる。あとわずかで大福山の展望台だ。

行き交う人も車もまったくなく、静かな山道を味わうことができる。


ピークまで登ってくると目の前に広々とした展望が広がってきた。

ちょうど絶好の場所にテーブルとベンチが設けられている。

あまり空腹感もないので、持ってきた焼き鳥で軽くお腹を満たす。


もう少し視界が良ければかなり展望を楽しめる所だが、この天気ではあまり遠くまで見通せない。

標高は260m程しかないが、やはり高い所にいると気分はいい。


じっとしているとやはり寒い。

真冬ではないので耐えられないことはないが、せっかく持ってきたので秘密兵器を取り出す。

「旅の小道具」で紹介したプリムスのガスヒーターだ。


なかなか使う機会も限られるため、こうした余裕のある時に使ってみる。

小さなヒーターだが、足元に置いておくだけで、体の全面がポカポカと暖かくなってくる。


残念なことに雨が降り始めた。

月崎駅まで下ってきたが、天候悪化のためこの先のルートは断念してデポ地に戻ることに。


誰もいない駅のホームで写真を撮らせてもらう。

この天候もあって、誰もいない、そして何もない寂しい雰囲気の駅だ。

もう少し天気のいい時に再び来ようと思いながら養老渓谷駅まで戻った。


 

距離: 22.2 km
所要時間:   時間    分    秒
平均速度: 毎時    km
最小標高: 66 m
最大標高: 262 m
累積標高(登り): 279 m
累積標高(下り): 313 m

(1999/3/7 走行)


峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’1999 >  大福山

inserted by FC2 system