峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’1998 >  旧二ツ塚峠・馬引沢峠


東京都青梅市
今から何百年もの昔、峠の麓に貧しい母と娘が住んでいた。不幸にして不治の病にかかった母親は山に生きたまま埋められることを願い、 親思いの娘も一緒に葬られることを涙ながらに願ってこの地に埋められた。それ以来、二つの塚と呼ばれるようになった。



中央道を八王子で降り、武蔵増子駅へ向かう。

近くの空き地に車を置いて、秋川街道を登りはじめる。


ダンプがしきりに通ると思ったら、その先に産廃処理場を建設している。

峠の入り口はまさにその横。峠への案内板が立っている。

 


峠道へ分岐してほっとしたにもかかわらず、工事用の柵が張り巡らされている。

しかし、大きな処理場だ。雰囲気のあるこうしたフィールドが人工的に壊されていく姿に悲しさ感じる。


なぜ、ここに作らねばならないのかと。

峠への路は、しっかりとした山道が続く。
 


のんびりと押していく。しだいに空が見えてくる頃峠に出る。

峠には峠の由来を記した案内がある。

分岐してからいくらも経っていないが、ここで昼にする。
 


静かだ。小さな峠だが雰囲気はある。

だが、どうしても処理場の工事が気に食わない。残念だ。
 


馬引沢峠へ向かう。

気持ちのいい山道を楽しむとすぐに峠へ出る。
 


 峠は十字路になっているが、左は工事現場のため路が封鎖されている。これも気に入らない。

 


ちょっとした展望が望めるが、その先を下って行くと思わぬ障害に出くわした。

 


竹薮が何でこうなったかわからないほどなぎ倒されている。道が完璧に閉ざされている。

人間が通過するのがやっとという状態。その先を見に行くとさらに倒壊現場が。

 


一度は戻る気になったが、時間もないことから自転車をバラして突破することに決定。

ホイール2つをもって突入。頭から突っ込み力ずくで通り抜ける。

 


フレームは相当厄介で、2台突破する頃には体はボロボロになっていた。
 

所要時間:3時間52分 走行距離:8.22km 最高速度:38km

(1998/3/9 走行)


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