峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’1997 >  奥薬研


青森県下北郡大畑町
下北交通大畑駅の西10kmに位置し、ヒバ林に包まれた薬研渓流、薬研温泉、奥薬研温泉がある。 恐山を開いた慈覚大師が怪我で苦しんでいると、かっぱがこの温泉に運んでくれ、湯に浸かると傷が癒えたという伝説がある。



恐山の北に薬研(やげん)温泉がある。

さらに奥に行くと奥薬研温泉がある。ここには無料の露天風呂「かっぱの湯」がある。

車をここにデポし、薬研渓流のポタリングに行く。


奥薬研の先は、佐井村へ通じる林道であるが、温泉の先、吊り橋を渡ったところに、東北自然歩道がある。

ここには林鉄跡が残っており、レールも、枕木もそのまま残っている。
 


いつまで使用されていたかわからないが、かなりきれいな形で残っている。

現存しているレール跡を走るのは始めてなもので、思わぬ発見につい喜びが出てしまう。

レール跡は500mもあったろうか、その先には素掘りのトンネルが現れる。

先は真っ暗。中の様子も、長さもまるで分からない。


歩いて入ってみると、何か動物の鳴く声。コウモリか?

一瞬恐怖心にかられる。ライトもなく突入してみる。
 


トンネルはカーブしておりすぐに出口の明かりが見えた。なかなかスリルも味わえる。

誰もいない渓流沿いに行くと林道に出る。キャンプ場へ行く道だ。


林道を下ったところに国設薬研キャンプ場がある。

ここのキャンプ場はかなり大きく、なかなか周囲の環境がいい。


周囲の散策で疲れたら、温泉で汗を流せる。

すぐ側には酒屋もあって、酒も食料も手に入る。隠れた穴場的なキャンプ場だ。
 


ビールを仕入れ、すぐ横の広場でランチタイム。

東屋まで用意されていて文句無し。すっかりいい気分で温泉へ。


かっぱの湯は、川に面しており、川のせせらぎを聴きながらのんびりと足を伸ばす。

これが無料というのだから最高だ。

休憩所では名物イカスミラーメンも食べられる。このコース、ショートコースだが、中身はなかなか濃い。

 

所要時間:2時間9分 走行距離:6.11km 最高速度:22km
 

(1997/8/31 走行)


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